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「地元への想い」千島 徹 love for one's home districtGRANDE×BRIGHTON CAFE Special Interview

更新日:2021年2月12日



千島さんは現在、地元川越で、埼玉県社会人リーグ3部に所属する川越FUTUREのクラブ代表、選手、そしてジュニアスクールをこれまで指導し、今年から発足するジュニアユースも指導する活躍をしている。千島さんは、初めて浦和レッズユースからトップ昇格した選手であり、初得点もあげて、襟を立てたスタイルは未だにファン・サポーターに強く記憶に残っている選手の一人だ。彼は浦和レッズから愛媛FCに移籍をして、サッカーの現場や様々な活動を積み重ねて2016年に今のクラブチームに代表、選手として参加している。


「現役の時は、自分の事しか考えていなくて、もう少し周りの話しを聞けたら良かったと後悔しています」。


そんな千島さんがなぜ今の活動を始めようと思ったのか?


「やはり地元に育ててもらったのもありますし、川越が好きなのでここでサッカーが続けられたら幸せだなと思いました。川越は浦和や大宮とは違う、他には無いカラーを持っていて個性的なところが好きな街なんです」。




千島さんは、クラブ代表の責任者や最年長としてチームをまとめる苦労を経験したことで、これまでの自分の考えの足りなさを実感する。若いメンバーや子供たちにはどのように向かいあっているのか?


「チーム運営や育成を経験して、子供たちの個人のスキルアップ、成長を見るのが楽しくなりました。今の若い世代の子たちには良い部分を褒めて伸ばすことをしています」。




現役時代にはなかった大人になった千島徹がそこにはあった。クラブ代表としての立場を振りかざすのではなく、昔、尖がっていた彼だからこそ発信出来る若者へのメッセージが伝わってきた。


「地元川越に育ててもらった自分が、サッカー指導を通じて若い世代を育成するのが最大限のお礼だし、その子たちが自分をプロとして成長させてくれた浦和の人たちにも愛され、最終的には埼玉スタジアムのピッチに立つところが見たい。それだけ浦和は、世界のどこにも負けないサッカー文化がある素敵な街だと思うので。そのありがたみをずっと気づけずに自分はいたので……」。




「サッカーを通じてより地域に密着して、小江戸川越の文化、また川越のサッカー文化盛り上げを目指します。地元での出会い、サッカーでの出会い、そのうえで生まれる新たな出会い。その全ての出会いをくれた”フットボールに感謝”し、日本サッカーのレベル向上に貢献していけたらと思っています」。


この言葉を聞いて現役時代、試合中に相手選手とにらみ合いまでしていた彼が、様々な経験をして川越に戻り、好きな街で、現在進行形で成長し続けているんだと実感した。これからの千島徹、川越FUTUREの更なる成長に期待したい。



千島 徹 Profile

埼玉県川越市出身。ユース出身で浦和レッズ初のトップ選手として昇格、2003年のナビスコカップ、対FC東京戦にてプロ初得点を挙げる。襟を立てたスタイルは今もサポーターの間でも語られる記憶に残るプレイヤー。2006年シーズン途中に愛媛FCに移籍。その後、怪我に見舞われながらも地元埼玉に戻りプレイ。2016年に故郷である川越市で設立されたNPO法人、川越FUTUREで代表を務め、サッカースクールを活動しながら2019年途中からトップチームの選手兼任監督となり、同クラブを川越市1部リーグから埼玉県3部リーグへと昇格させた。2020年にはトップチームの監督に浦和レッズの先輩にあたる広瀬治を迎える。自らはNPO代表とトップチーム選手となった。

川越 Brighton Cafe

埼玉県川越市通町8-1-1

049-227-9917

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